Wednesday, June 07, 2006

ユニバーサルカラーデザイン

今日の講義の話。

結論を言うと、色盲の人は赤と緑が区別できないってことなんだがね。

生物の実験で染色とかすると、たいがい赤と緑で染色をするんですよ。たとえばタンパク質Aは赤く染めて、タンパク質Bは緑に染めるみたいに。そうすると正常な目の人にはタンパク質AとBが細胞のどこにあるのか一目で分かるわけだ。
おれも卒論のとき緑と赤で染めた写真を使ったし。
けど、色盲の人には全く色の違いが分からず、非常にこまるらしい。

そこで、緑と赤紫にすると、正常な目の人も色盲の人もわかりやすくておすすめらしい。
最近学会とかでもそういう傾向にあるんだって。
なるほど、参考になった。
赤と緑で撮った写真をフォトショップで赤紫と緑に変える方法も教わったので、聞いてくれればおしえますよ。技術は簡単なんだけど、うまく説明するのがむずかしいんだよね。

ちなみに黒の背景に赤の文字とかも非常に見づらいらしい。
プレゼンの時とかも要注意です。

色盲って基本的には先天性のもので、なんせ日本人男性の20人に1人は色盲なんだって。
X染色体上にあるから女性では色盲の人はあんまりいないらしいんだけどね。保因者はたくさんいるらしいが。
小学校の40人クラスに1人は色盲って計算になるから簡単に無視できない問題だね。

けど、逆に正常の人には見づらいのに色盲の人には見分けやすい色っていうのもあるんだって。例えば東西線の色と南北線の色は比較的似てるけど、色盲の人はかなりはっきり区別できるんだって。

色盲の人向けのアートとかあったらおもしろいかもね。

Monday, June 05, 2006

インターン

バイオベンチャーの企業でインターンをはじめた。
バイオを社会に広めるべく活動を行っている会社で、ほとんど学生で運営されてる。
学生だし大したことやってねえだろとか思ってたら大間違い。
ベンチャーって活気あるね。自分の未熟さを痛感した。
ついでに今日から研究室のみんなで金だして日経新聞とりはじめた。我ながらナイスアイデア。

で、その会社は基本的に小、中、高校生に実験教室とかやってるみたいなんだけど、やっぱりどうしても分子生物学的な実験中心なんですね。電気泳動とか免疫反応とか。おれはもっと分かりやすいことやっても面白いと思うんだが。

バイオロジーにもいろいろある。
おれがやってるのは生理学。解剖とかをやって生体の機能を明らかにする分野。他にも動物の行動を調べる行動学とか、生物の形をみる形態学とかいろいろある。

でも今もっとも熱いのは分子生物学。DNA とかRNAとか遺伝子とかそんな話。生物っていっても所詮はモノなわけで、水素とか酸素とか炭素とかカルシウムとかいろいろな原子が混ざってできてるだけ なわけですよ。うまく説明するのが難しいけど、つまりヒトでもなんでも生き物はすべて物理と化学に支配されてるわけです。分子生物学なんて言ってるけど、全く生物学ではなくて、そういう視点から生物を見ている完全に物理と化学の融合なんだな。
けど、やっぱり生物が酸素と水素と炭素からできてるって考えたらすごいよね。生物の中には宇宙があるっていうけど、ほんと宇宙だよ。

生物はすげえ複雑なのに全て酸素と水素と炭素とその他モロモロでできてるっていうのを心得ておくのはとても大切ですよ。ヒトは得てしてそのことを忘れがちだから。

ちなみに酸素とか水素とかは全部もとはといえば宇宙のお星様だったわけで。
我々の祖先はつまりお星様なわけか?

そこまでいくと何がなんだかわからんね。